こんにちは。庶務事務オンライン 高瀬三奈です。
おかげさまで、私は毎日様々なホームページの編集画面に触れています。
多い時で稼働する7時間のうちに、4種類くらいのツールにアクセスしているでしょうか。
WordPressだけでなく、KajabiやWebflow、ホームページではないけれどアメブロのようなサイトにもアクセスします。以前はWixやJIMDOなどにも。
お客様が使われているツールに入り指定の作業を行うので、基本的には決まったことしかしませんが、時に「サービス内容を変更しておいてほしい」と言われて直すこともあります。
自身のアメブロでブログを書くようになったのが始まりでしたが、しばらくして「カスタマイズ」という言葉を知り、htmlとcssの独学を始めました。
あまりの奥深さに一から書くことは諦め、今はこのあたりのお仕事は受け付けていません。WEBデザイナーさん、プログラマーさんにはかなわないからです。
少しばかりかじった経験から、修正できるかできないか、触ってもいいかどうかを判断することができるようになりました。そんな私が感じているホームページを自作することのメリットとデメリットを挙げてみようと思います。
メリット
コストがかからない
例えば、WordPressで作成するのであればまず無料でダウンロードできます。何かテーマを購入したとしても数千円〜3万円ほど。私が購入したSWELLは17,600円。
そして、掲載する画像にこだわりがあれば有料画像を購入するかもしれませんね。
経費はたったそれだけ。もちろんサーバーを用意する費用はかかりますが、独自ドメインを取得するためには必要経費だと思ってください。
WEBデザイナーさんに発注するのであれば、駆け出しの方への発注や一番シンプルな制作で15万円くらいから。個人事業であれば30万円代で構築してもらえると非常に良心的、100万円は予算とってますという方もいらっしゃいます。
自作した場合と比較すると雲泥の差ですね。
私が驚いたエピソードを一つ。
お客様から「ホームページ新しく作りましたので、こちらにブログを上げていくことになります。」と連絡が来て、あれ?以前のホームページもきちんと構築されていたけど…と不思議に思いました。
よくよく話を伺ってびっくり。保守費用として毎月数万円支払うというのです。それも数年間に渡って。
出来上がったサイトはフリー画像を多用し、挙動もおかしい。「SEO対策をとっているため、◯◯機能は使えない」などと言われ、素人の私が見てもおかしな作りでした。
すでに契約済みだったため、為すすべ無し。同時期に、他のお客様にも似たようにことが起こりました。
私に相談するという選択肢を皆様に周知できていなかったことをとても悔やみました。
自分で更新できる
ホームページを自作するということは、どのような構造をしているかを把握しているということです。自分でいくらでも手直しができます。
業者に発注、完成したところまではよかったけれど、新製品の案内や長期休業のお知らせをどうやって掲載するのかわからないという方や、サービスの料金設定を変更したり内容を追加したりしたくなった時に操作方法が一切わからないという方もいらっしゃいます。
別料金で修正依頼できる業者であれば良いけれど、納品後連絡がつかなくなる業者もいて、一から同じように費用をかけて作り直すことになるケースも。
駆け出しの事業や展開が定まっていない事業に対して特に自作をおすすめする理由はこの点です。
デメリット
デザイン性に欠ける
提供しているサービスが人の感性に訴えるものである場合、例えば、ファッションやアクセサリー等のデザイナーやコンサルタント、メイクアップやヘアカット等の理美容関係者の場合、サイトがおしゃれであることは、集客や売り上げにつながる一つの要因ではないか、と思っています。また、ターゲットが若い女性である場合も同じです。
そもそもおしゃれな業界人なのだからセンスそのままに作れば良いとも言えますが、やはりプロにおまかせしたほうが良いものができる可能性は高くなります。
SEO対策を学ぶ必要がある
かなり浸透してきたと思われるSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化の意)という言葉。素人でもサイトを作るなら知っておかなければならないだろう、というところまではわかると思います。
どんなに勉強家な人でも、独立開業時にそこまで時間が取れるでしょうか。なかなか難しいところです。自身が事業の全体像を把握するためにも、設置したサイトがどのような働きをしているかまで分析できる第三者をおく方が効率よいことは間違いありません。
お客様の声で納得した話を一つ。
インスタ広告やLINE広告を利用した店舗での話です。
広告から来てくれた20代女性のお客様に「どうしてうちで体験してみようと思われましたか。」という質問をしたところ「ちゃんとしたホームページがあったから」という回答があった事例があります。
スマホ一つ、クリック一つで簡単に申し込みができる世の中ですが、「ちゃんとしたもの」を求める傾向は若い世代にもあるのです。
まとめ
ホームページを自作することには一長一短あることがおわかりいただけたでしょうか。
コスト、時間、デザイン性、目的など、優先順位を見極めて、プロに依頼するか自作するかを決めるのが間違いないでしょう。
それでもどうしたらよいか迷ってしまうという方は相談に乗りますので、庶務事務オンラインへお問い合わせくださいね。